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社会保険センター1月6日 添削９
課題「山寺」
1 山寺で元気をもらい帰宅する 爽やかな元気を貰う山の寺
2 山寺の石段登る足の年 石段が老いに手強い山の寺
3 山寺で無にはなれない座禅会 山寺で味わっている無の境地
4 山寺の仏ひとりで留守の番 山寺で留守番してるご本尊
5 高速道山寺までも眠らせぬ 高速道近く山寺眠られず
6 山寺の前も後ろも高速道 高速道山寺攻めて挟み撃ち
7 俗塵を洗い落としに山の寺 山寺に美女あり俗塵洗われず
8 季節毎変る山寺大師像 春夏秋冬変わる山寺凛として
9 山寺へ行くと心がいやされる 癒されて仏を拝む山の寺
10 山寺の和尚も飲めば歌が出る 般若湯和尚も好きな山の寺
11 山寺で心落ち着くおもてなし 山寺で庭の牡丹を揚げてくれ
12 山寺への道づれ絆強くなり 山寺で夫婦の絆強くする
13 山寺へ犬が案内してくれる 山寺へ案内犬の納め札
14 ヒザ小僧下りで笑う山の寺 山寺の石段膝痛言うとれず
15 不況でも本堂が建つ山の寺 なし
16 山寺の草一つない庭を見る 山寺の掃除は若い修行僧
17 ケーブルのフル回転で寺詣で ケーブルはフル回転の寺詣で
18 山寺へ着くまでこの手離すまい 山寺の石段頼る夫の手
19 山寺で一人孤独をかみしめる 山寺の秋を独りで居る孤独
20 ストレスが何時かはうせる山の寺 ストレスを捨てに篭った山の寺
21 山寺の御利益今日も風に乗る 山寺の護摩へ汚れを払う風
22 山寺に跡継ぎ居なく困り果て 山寺の跡継ぎ茶髪のギター弾き
23 山寺で煩悩と共に除夜の鐘 除夜の鐘煩悩払う山の寺
24 山寺へ嫁いだ伯母を思い出す 山寺へ嫁ぎ説教好きな伯母
25 新春の日の出賑わう山の寺 初日の出ヤッケが並ぶ山の寺
26 山寺が賑わい見せる紅葉狩り 山寺の参詣客へ舞う紅葉
27 町中で丘でもないに山寺よ 山号があまり似合わぬ街の寺
28 懐石を学僧運ぶ山の寺 山寺の膳学僧が運んで来
29 山寺の晩鐘聞いて里の秋 山寺の晩鐘を聞く蔦紅葉
30 山寺の尼僧もあった淡き恋 なし
31 山寺の厨の脇に味噌あります なし
32 大汗の山寺の客みな笑顔 山寺の客汗拭いて皆笑顔
課題「住む」
1 住み馴れた家から匂うブリ大根 鰤大根上手に炊いて住み慣れる
2 終焉はここだとばさま田舎住む 終焉はここだと老婆独り住み
3 どんな約束しても揉めない孫と住み 約束を忘れてくれる孫と住み
4 かいマンション住まいから帰省 帰省してマンション住まい言いたてる
5 一人住まいレンジでチンが増えて来る 独り住みレンジのチンが増えてくる
6 四十年住めば我が家も草臥れた 四十年もう住み飽きた侘び住まい
7 住みついて悪さ始めたピロリ菌 年寄りを目掛け棲みつくピロリ菌
8 住みよいかどこへも行かぬ貧乏神 住み良いかどこへも行かぬ福の神
9 息子より住み慣れた家選ぶ母 ２と同じ
10 財産を姉歯のうそで住めぬ人 マンションを姉歯の嘘で住めぬひと
11 自分では満足してる住み心地 藁葺きで満足してる住み心地
12 住み変わるたびに親子で泣き笑い 転勤でまた住み替える泣き笑い
13 晴耕雨読住めば都と過疎で老い 晴耕雨読住めば都の老夫婦
14 悪人の胸に良心住みづらい なし
15 住みなれた家で人生終わりたい 2と同じ
16 心には悪魔と神が住むという にんげんの心悪魔と神が棲み
17 生きてたら何処に住んでも会えるから なし
18 水害の終の住み家に40年 水害に遭っても住み良いのが我が家
19 住む人も居ない古屋の柱傷 住んだ人いずこ柱の傷を見る
20 をして建てた家です愛着が 子の住まぬ家に愛着だけ残り
21 活が一人住まいは不規則に 朝寝して独り住まいは気儘する
22 マンションも住めば地獄が待っている 住めもせぬ偽装マンション待つ地獄
23 両親が張り切って住んだ麦わら家 両親の面影を恋う麦わら家
24 マンションにおちおち住めぬ時になり 我が住み家偽装マンションかも知れぬ
25 一人住む息子困惑元気旗 子と離れ独り住まいの元気旗
26 こらえてよ偽造マンション住めないぞ ２４と同じ
27 住むほどに愛着がでるうちの猫 棲みついた猫棄てられず餌もやり
28 理屈抜き住んでいる家一等いい 住み慣れて愛着沸いてくる我が家
29 井の蛙恐いものなし住む余生 恐いもの知らず余生を住む田舎
30 まれて住めば都よ片田舎 ２９と同じ
31 鴉さえ客に迎えて鄙に住む 雨蛙客に迎えて鄙に住み
32 仮想地震に揺れてマンション大慌て 地震かと偽装マンション大慌て